教育音楽 小学版 2022年9月号(音楽之友社)
https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=162209
インタビュー「学習指導要領から読み解く読譜指導」
(津田正之先生 国立音楽大学教授)
現行教科書の検定に携わった津田正之先生のインタビュー記事でフィギャーノートが紹介されました。
明治から昭和の音楽教育は、音響機器が乏しく音楽を耳から学べなかったため五線譜を読むしかなく、 よって読譜や記譜の学習が重視されていた。しかし知識は定着せず、むしろ音楽嫌いの子供を作ってしまった。
そんな反省に加えて音響映像機器が充実した時代の変化に応じて、今は音楽を愛好する心情重視の教育に方向転換しているという内容を、具体例を交えてわかりやすく説明されていました。
新学習指導要領も「必ず五線譜を使いなさい」という意味でなく、楽譜はあくまで作った音楽を忘れないようにしたり、他者と共有するためのものということを忘れず、目的に沿った工夫をすることが大切とのことでした。
音楽を愛好する心を育て、演奏技術を磨きながら五線譜に移行もしていかれるフィギャーノートは、学校教育でも安心して使っていただけそうです。